「すみません」の意味いろいろ
謝るときやお礼を言うとき、そして、人に呼びかけるときなど、日本人は「すみません」や「すいません」という言葉をよく使います。
「すみません」はもともと「済(す)まない」が語源で、はじめは「どんなに謝っても済まない」という謝罪の意味が強かったようです。それが「わたしのために何かをしてくれて申し訳ない」から「ありがたい」という感謝の意味にも使われるようになりました。
○どんな時に使う?「すみません」
1. 謝るとき:
「ごめんなさい」「申し訳ありません」という代わりに使う。謝罪の程度としては「申し訳ありません」より軽い感じがする
例)すみません、遅れてしまいました
2. お礼を言うとき:
「ありがとう」や「ありがとうございます」という代わりに使う。
例)A:コーヒーをどうぞ。
B:どうもすみません。
3. 人に呼びかけるとき:
店員を呼ぶときや、知らない人に話しかけるときなどに使う。
例)すみません、注文をお願いします。
4. 何かを依頼するとき:
「恐れ入りますが」「お手数をかけますが」など、人に何かを依頼するときの前置の言葉として使う。
例)すみませんがお水をください。
マンガで学ぶ日本語表現と日本文化より