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神無月〜日本から神様がいなくなる?〜

日本では寒い地域から紅葉も始まる10月。すっかり秋めいて来ますね。日本では古い読み方で10月のことを『神無月』と言います。読み方は『かみなづき』や『かむなづき』です。日本では、『八百万の神(やおよろずのかみ)』と言って、とても多くの神様がいると信じられていますが、神無月とはどんな月なのでしょうか。

Q1. 10月は神様がいない月?
A1. いいえ、日本からいなくなるわけではありません。普段は全国各地にいて、私たちを守っていてくれる神様ですが、毎年10月は神様たちがみんな出張し、ひとつの神社に集まるのです。

Q2. どこに集まるの?
A2. 島根県出雲市の出雲大社という大きな神社です。出雲大社は日本で3つの指に入る大きな神社になります。島根県にはたくさん神様がいることになりますから、この地域では10月を『神在月(かみありづき)』と言ったりします。

Q3. 神様は集まって、何をするの?
A3. 出雲大社に集まった神様は次の年を準備するために会議をします。具体的には天候はどうするか、収穫物がどのくらいできるようにするか、人々の運命や縁をどのように決めるか、などです。

Q4. 島根県以外の地域は神様が不在で、危なくなるの?
A4. いいえ、そんなことはありません。神様たちは10月1日に家を出発して、10月末に戻って来ます。この1ヶ月間は各地で留守番をしている神様がその土地や人を守っていると言われています。留守神様と言い、『恵比寿様(えびすさま)』などが有名です。

日本では古くから言い伝えられている、様々な考えがありますが、『神無月』もそのひとつです。来年も良い年になるように、神様たちの話し合いも進んでいるのでしょうか。