土用の丑の日 〜“う”の付く食べ物なーに?〜
待ちに待った梅雨明けを迎えると、日本は急に暑くなります。実際に『土用』というのは、立春・立夏・立秋・立冬の前の18日間のことで、立秋前の18日間は1年で一番暑く、体調も崩しやすいです。『丑の日』は、その118日間を十二支で割り当てた時の丑の時間です。今年、2018年の夏の土用の丑の日は7月20日と8月1日で、2回あります。
日本では、この暑い時期の土用の丑の日には栄養豊富な“鰻(うなぎ)”を食べる習慣があります。しかし、実はこの習慣は正式に作られたものではないと言われています。
江戸時代に、鰻屋さんが「夏は鰻が売れないな…」と残念そうに言いました。そして、頭のいい鰻屋さんの友人が『土用の丑の日、鰻あります。』と店の広告をすると、どんどん鰻が売れるようになりました、という話が有名です。その時から、土用の丑の日は鰻を食べるようになりました。
しかし、鰻はおいしくて栄養もいいですが、とても高級な食べ物のひとつです。今年は特に鰻の数が少なく、価格も上がってしまうようです。
そこで、土用の丑の日に、鰻の代わりに『う』の付く食べ物で夏バテを予防するのもいいそうです。日本では昔から、『う』の付く食べ物は力が出ると言われています。
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鰻(うなぎ)
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うどん
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梅干し(うめぼし)
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牛の肉(うしのにく)
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雲丹(うに)
など、いろいろな食べ物があります。
台湾でも食べられる、『う』の付く食べ物は何でしょうか。積極的に『う』の付く食べ物を食べれば、暑い暑い夏を元気に乗り切ることができるかもしれませんね。