ゴールデンウィーク

　「ゴールデンウィーク」とは、4月下旬から5月上旬にかけて、「昭和の日(4/29)」「憲法記念日(5/3)」「みどりの日(5/4)」「こどもの日(5/5)」などの国民の祝日や、土日休みが集中して発生する連休のことを指します。

　「ゴールデンウィーク」という言葉の由来は和製英語で、映画業界が宣伝用語として造った言葉だそうです。2004年に損保保険ジャパンにより商標登録がされました。私たちは「ゴールデンウィーク」と当たり前のように言っていますが、NHK（日本放送協会）ではこの名称を認めておらず「大型連休」と呼んでいます。

　1970年代以前は日曜日と祝日の過ごし方との大きな違いはありませんでした。しかし、その後の振替休日制度の導入や土曜休みの普及に伴い、次第にこの時期全体を利用した泊まりがけの旅行や帰省が増え、海外旅行さえも一般的になり、現在ではゴールデンウィークの序盤と終盤において、主要ターミナル駅・空港などでは多くの乗客が見られるようになりました。

　この時期を余暇として活用する場合、もっぱら静養・テレビ視聴・読書・家事などで自宅内で過ごし、余暇のためには戸外には向かわない人ももちろんいます。しかし、一般的には、移動距離や日常生活圏から離れる時期の長短に差はあるものの、この時期の余暇は野外活動や旅行として活用する人が多く、かつ美術展・コンサートなどが盛んな秋季の祝日などと異なり、移動先では屋外活動を行う、というイメージが定着しているようです。

　帰省や行楽などのために長距離を移動する人も多いく、夏休みや年末年始と同程度に多いと考えられています。

このため、以下のような状況が発生することが多い。

・主要高速道路の一部区間に渋滞が発生する。（10-100km以上にも及ぶ場合もある。）

・新幹線・特急列車・高速バスなどの切符・チケットの入手が困難である。

・各地の観光地・繁華街の混雑、ホテルなどの宿泊代・国内外の切符・チケット価格などにおける、旅行費用の高騰。