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桃栗3年、柿8年…の続きはなぁに?

すっかり秋になりました。秋は『食欲の秋』と言われるように、食べ物がおいしい季節で、食べすぎにも注意が必要です。日本にはそんなおいしい『食べ物に関する諺』もありますよ。

皆さんは『桃栗(ももくり)3年、柿(かき)8年』という諺を知っていますか。桃と栗の木は実がなるまでに3年、柿は8年もかかるということです。つまり物事が成功するまでには、歳月と努力が必要ですよ、と言っているのです。

例えば、皆さんは「日本語が上手になりたい!」と思っていますよね?でも、教科書を開いて1日、2日勉強をしたら、ぺらぺら上手に話せることはありませんね。人も果物の木と同じように、頑張って努力をして時間をかけたら、目標を達成できますよ、ということです。

では、『桃栗3年、柿8年』の続きがあることは知っていますか。日本人も知っている人は少ないですが、実は日本の地域によっていろいろな続きが作られているそうです。

桃栗(ももくり)3年、柿(かき)8年…

  • 梨(なし)の馬鹿目(ばかめ)が18年

  • 柚子(ゆず)は大馬鹿(おおばか)18年

  • 林檎(りんご)にこにこ25年

  • 梅(うめ)は酸(す)い酸(す)い13年

というように果物に関する続きもありますし、

  • 女房(にょうぼう)の不作(ふさく)は60年

  • 亭主(ていしゅ)の不作(ふさく)はこれまた一生(いっしょう)

のように、食べ物ではなくなっているものもあります。人間が一人前になるまでを表しているそうで、女房は60年でやっと一人前の立派な人になり、亭主は一生、成長途中ですよ、という意味です。

これらはすべて、「何事も成就するまで時間がかかりますから、努力をして待つのがいいです」 という意味で、実際の年月とは関係ないものもあります。しかし、人間のことを上手く表したおもしろい諺ですね。皆さんも毎日コツコツ日本語の勉強を続ければ、きっと実が成る日が来るでしょう。