食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋、
芸術の秋…何の秋？

秋と言えば食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋、芸術の秋など、「～の秋」と言われます。なぜ秋には色々な言われ方があるのでしょう。

食欲の秋
秋には野菜や果物などが多くとれます。また味覚の秋とも言われ、1年の中で最もおいしいものがたくさん食べられる季節が秋です。今では1年中色々な食べ物が食べられますが、その季節の旬のものになると秋が一番多くあります。寒い冬が近づいてくると本能的にエネルギーを貯めて置かなければならないと思うので、秋には食欲が増すのです。

読書の秋
秋には暑さがひと段落し、夜も過ごしやすくなります。人が集中力が高まるのは18度前後と言われ、秋の気候がまさにこの温度です。そのため読書をするのに最適な季節と言われるようになりました。古代中国の詩でも「秋は過ごしやすい季節だから夜には明かりを灯して読書をしよう」という意味の歌があります。この歌も読書の秋と言われる由来だ言われています。

スポーツの秋
東京オリンピックがスポーツの秋と言われるようになった由来です。秋は過ごしやすい気候なので体を動かすのにも最適です。そのため運動会は秋に開催されていました。東京オリンピック後に体育の日を10月10日に制定した（現在は10月第2月曜日）こともスポーツの秋と言われるきっかけとなっています。

芸術の秋
秋は気候も良く、物事に集中して取り組むのに良い時期なので、芸術に親しむのにも良いだろうと言うことで、芸術の秋とも言われています。

行楽の秋
秋は紅葉のきれいな時期ですし、旅行にも適した気候ですから、遠出をしようとする人が増えます。そのため行楽地は多くの人でにぎわいます。お出かけにピッタリの季節なので行楽の秋と言われるようになったのです。

何をするにも適している気候の秋。皆さんにとって今年の秋は「何の秋」になりそうですか？